総会
6月28日(土)2025年度 JWEF年次総会&定例会を東京ウィメンズプラザとオンラインのハイブリッドにて開催いたしました。 当日の総会の参加者は、個人会員23名、法人会員6社、議決権は29票、欠席回答は個人会員が30名、法人会員が7社、議決権は37票で委任状または議決権行使 提出が37票でした。
参加数が会員数の10分の1を超えているため(定款参照)総会は成立致しました。
司会は理事の清水、議長は理事の安達が務め議事進行を致しました。
議題は 議案1:2024年度活動報告、議案2:2024年度会計報告、議案3:2025年度活動計画、議案4:2025年度運営予算、議案5. 法人会員の会費変更 の以上でした。
初めに理事の清水より本総会成立の報告の後、理事増員選挙により安達甘奈氏が選出されたことを報告致しました。理事長の行木より、2024年度活動報告としてNPO化により発生したメリット(ITツールの無償又は割引での使用、事務作業効率化によるJWEFセミナーの開催等)やJWEF Global Scholarshipについて報告致しました。 また2025年活動計画としてJWEFのPR活性化、新規会員の獲得について、また法人会員の会費変更について議論致しました。
質疑はJWEF会員数の動向、法人会員の会費について(人数の根拠や、金額変更の理由等)、認定NPOであればその旨アピールが必要ではないか等、計8個の質疑がありました。各々、理事長はじめとする担当理事が質問に回答致しました。 応答を経て議案1から議案5まで全てにおいて賛成が過半数を超えたため承認されました。
また、本年の総会の最後に、JWEF新規会員への活動参加促進について議論を交わし様々な意見を頂戴いたしました。
今後、いただいた意見を参考に理事内でも協議を重ねていく予定です。
定例会
本年の定例会では、シンガー・社会活動家・男児の母・外資系IT企業勤務など、多くの肩書を持ち、パワフルに日々を過ごされている小澤綾子様(日本IBM)をお迎えし、「今を生きる」と題してご講演いただきました。
小澤さんは、20歳のときに進行性難病である筋ジストロフィーと診断されました。その後、自身の中での葛藤や医師との対話、同じ疾患を持つ方との交流を通じて、ご自身の生き方や目標、夢を諦めることなく、さまざまな活動に取り組んでこられました。
ご講演の中で、小澤さんが語った「みんなが違っているからこそ、世界はカラフル」という言葉が特に印象に残っています。
参加者の声
会場にて定例会に参加し、社会活動家・シンガー・会社員・妻・母と、さまざまな顔を持つ小澤綾子さんの講演を拝聴しました。
小澤さんは、小学生の頃から身体が思うように動かなくなり、20歳で筋ジストロフィーと診断されたそうです。一度は就職、結婚、出産を諦めたものの、同じ病気を持つ音楽家との出会いを通じて、「いつかやろう」の“いつか”はいつ来るかわからないという気づきを得て、「今この時を生きる」と決意されたとお話しされていました。
現在までに、パラリンピック出演をはじめとする音楽活動や講演、会社での新たな取り組み、プライベートではお子さんと過ごす時間や大好きな海に出かけることなど、多方面で精力的にチャレンジを続けていらっしゃいます。
また、同世代であり高校時代にバンドをされていたというお話にはとても親近感を覚えました。今回の講演はJWEFの一環ということもあり、エンジニアとしての経験についても多く語っていただき、個人的にも共感する部分がたくさんありました。
講演を聞きながら、自分のこととして置き換えて考える場面も多くありました。小澤さんは「ピンチをチャンスと捉えてチャレンジする」と話されており、私自身も「こういった世界もある」「面白いことはたくさんある」というメッセージを、今度は自分の言葉で発信していきたいと感じました。
また、今回の講演に加えて定例会を通じ、多くのJWEFの皆さんと出会い、さまざまなロールモデルに触れることができたのも大きな学びでした。小澤さんが「いろいろなものの見方をする人がいて、世界が虹色になる」とおっしゃっていたように、私もその“いろいろな色”の一つになれるよう、これから頑張っていきたいと思います。
貴重なお話とお時間を本当にありがとうございました。
(JWEF会員 中里様に寄稿頂きました)