今回は、ITエンジニアとして JICA 海外協力隊に参加し、モンゴルで2年間活動された田川真理子さん(JWEF個人会員)にご登壇いただきました。読書会やグラレコ、トーストマスターズなどで普段から交流のある方もいる中、今回は体系的な内容を通して、現地での活動と暮らしを総合的に共有いただく貴重な機会となりました。
Part1 では、教材もカリキュラムも整っていない教育現場において、「できることを全力でやる」という姿勢で取り組まれた経験が紹介されました。厳しい環境の中でも前向きに工夫し続けた実践は、技術者としての専門性だけでなく、異文化環境で働くうえでの柔軟性や主体性の重要性を示すもので、参加者にとって大きな学びとなりました。また、時間感覚やインフラの違い、言語の壁といった日常の困難を受け入れながら活動された経験は、多様な価値観に触れることの意義を改めて考えるきっかけとなりました。
Part2 では、モンゴルの文化や人々との交流が紹介され、女性の社会進出の高さや美意識、時間感覚の違いなど、実際に暮らしてこそ見える視点が共有されました。学生や同僚との関わり、和菓子の会、トーストマスターズでの活動など、現地の人々との温かい交流が伝わり、参加者からも「モンゴルが身近に感じられた」との感想が寄せられました。紹介された写真の中には、私も訪れた場所があり、懐かしさを感じました。
技術者としてのキャリアと異文化での経験が結びついた今回の講演は、参加者にとって非常に示唆に富む内容でした。モンゴルの大自然や文化だけでなく、そこで出会った人々との関係が人生を豊かにするというメッセージが強く伝わり、JWEF の学びの場としても大変意義深い時間となりました。

(個人会員 山崎景子)