新型コロナウイルス感染症拡大の中、体外式膜型人工肺ECMOに注目が集まったことは記憶に新しい。この状況の中で、政府は重要な医薬品や医療機器の国産化を推進する方針を固め、必要に応じ戦略物資と位置付けて輸出も制限するとの報道もなされた。
新たな感染症発生、拡大の可能性だけでなく、高齢化社会の到来も相まって、今後医療機器市場の拡大が期待されるが、そもそも、この分野での我が国の技術力、競争力はどの程度なのか、また、分野活性化における課題は何か、等を概観し、同時に、企業サイドから具体的な技術の一端を紹介していただく
プログラム:
1) 「経済産業省における医療の動向と将来展望」
経済産業省 医療・福祉機器産業室
室長補佐 加藤 二子(かとう つぎこ)氏
2) 「女性の人生に寄り添う、コニカミノルタのWomen’s Healthcare」
コニカミノルタジャパン(株)ヘルスケアカンパニー IoT事業統括部 ブレストヘルス営業部
板屋 敬子(いたや けいこ) 氏
参加アンケート概要:
全体満足度: ”満足”
(満足、どちらかと言えば満足、普通、どちらかと言えば不満、不満、の5段階から選択)
講演レベル評価: 講演1 , 2共に“適切”(易しい~難しい の5段階から選択)
講演内容評価: 講演1, 2共に “有用” (有用~有用でないの5段階から選択)
感想(抜粋)
・経産省加藤様のお話は、国内外での日本企業の立ち位置や、昨今の医療機器へ求められていること、国の予算配分の分野や規模など、医療機器分野への後進メーカーとしては大変わかりやすく、参考になる情報を頂くことができました。
コニカミノルタ板屋様のお話は、同業から医療分野への事業転換とその実績がわかり、学ばせていただくことが多かったです。
・講演の中の調査研究データが参考になり、仮説アイディアに繋がるかもしれないと感じました。非常に貴重な勉強機会でした。感謝いたします。
・加藤氏のご講演に関しては、広く状況を俯瞰したご説明から、国の考えまで教えて頂き大変勉強になりました。特に治療から予防へと医療の在り方も変化しつつある昨今、どこから・どうすれば医療機器になるのか?は興味があり、ガイドラインやセミナーについての情報を頂けたのも大変ありがたかったです。
板谷さんのご講演は、製品・サービスも交えて広く会社のビジョンから具体的な活動まで一貫したストーリーで聴くことができ要所要所で気づきがありました。
以上