【報告書】JWEF 2020産業技術勉強会まとめ

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産業技術勉強部会 2020年度開催記録

 

巷で話題の最新技術、ちょっと気になるあの技術、などを取り上げ、国の政策的視点と技術の現場の視点で概観する企画を、2015 年度から年3回(2015年度のみ6 回)のペースで経済産業省と連携して開催しています。

2020 年度も下記の内容でオンライン開催し、各回、約20人前後の方が参加されました。会員以外の一般の方も実費(1000円)負担で参加可能です。

会員による企画や、企画・運営に参加していただけるメンバーを常時募集しています。

 

No.

テーマ

開催日

概要

講演タイトル、講師

参加人数

(種別内訳(*))

1

ポスト5G

 

2020/10/21

第5世代移動通信システム(5G)を更に機能強化した“ポスト5G”への取り組みについて、ポスト5Gを支える技術の概要と、国の施策を学ぶ。

1) 「ポスト5G情報通信システムの開発支援施策について」

経済産業省 勝野 真輝 氏 

2) 「ポスト5Gを支えるテラビット光伝送システム」

      富士通(株)  小牧浩輔 氏

21

(個9

法10

学 1

一 0

講2)

2

医療機器産業の動向と将来展望

 

2021/1/12

 

新型コロナウィルス感染拡大を機に、医療機器の確保に関心が集まった。高齢化社会の到来で、医療機器市場の拡大が見込まれる中、我が国の技術力、競争力、課題等を概観し、企業サイドからも具体的な技術の一端を紹介していただく。

1) 「経済産業省における医療の動向と将来展望」

経済産業省  加藤 二子 氏 

2) 「女性の人生に寄り添う、コニカミノルタのWomen's Healthcare」

      コニカミノルタジャパン(株) 板屋 敬子 氏

18

(個7

法9

講2)

3

乳がん検診とマンモグラフィ~早期発見を支える技術

 

2021/2/25

今や日本女性の9人に1人が生涯に罹患するといわれる乳がん。その早期発見を支える代表例として、マンモグラフィの先端技術を紹介いただく。(この回は、富士フイルム株式会社様の全面協力を得て行う企画。講師は全員同社のご所属。)

1)    「乳がん検診とマンモグラフィ 早期発見を支える技術開発」

    中山 弘毅 氏

2)    「マンモグラフィ画像処理技術紹介」

 瀧 伴子 氏

3)    「マンモグラフィ装置機器開発について」

藤本 淑恵 氏

29

(個12

法8

一 5

企1

講3)

 

 

 

合計68

(*)参加者種別 個:個人会員 法:法人会員 学:学生会員 一:一般 講:講師 補:講師補助 企:講師招待枠

 

感想(要約)

・伝送に関する全方位的に説明は分かりやすく,専門外の分野でも理解が進んだ。(第1回)

・政策側、メーカー側の意見を聞けたのは良かった。(第1回)

・通信事業で日本という狭い市場に拘泥せざるをえない日本企業の現状を改めて残念に思います。(第1回)

・技術力だけでなく、政策の関与についても、今後も勉強していきたい。ありがとうございました。(第1回)

・国内外での日本企業の立ち位置や、昨今の医療機器へ求められていること、国の予算配分の分野や規模など、大変わかりやすく、参考になる情報を頂くことができた。ガイドラインやセミナーについての情報を頂けたのも大変ありがたかった。企業からのお話は、医療分野への事業転換とその実績がわかり、学ぶことが多かった。要所要所で気づきがあった。(第2回)

・マンモグラフィーの進化の為に開発された様々な技術を知る事ができ、非常に有意義でした。(第3回)

・エコーだけでも検査技師の腕によることが分かったので、今後はマンモグラフィもやってみようという気持ちになりました。乳がんは早期発見で治る病気なのに、検診率が低いことがとても悲しい現実でした。周りに声かけを含め広めていこうという気持ちになる、とても前向きな講演会でした。講師の皆様には分かりやすいご説明を頂いたことを、心より感謝します。(第3回)

 

以上