【報告書】2019年度JWEF女性技術者に贈る奨励賞授賞式と記念シンポジウム(2019年11月17日)

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開催場所:日比谷図書館文化館大ホール

イベントリポート

 11月17日秋晴れの心地よい日比谷公園内の会場にて「2019年度JWEF女性技術者に贈る奨励賞授賞式と記念シンポジウム」が開催されました。授賞式の様子をZoomライブ中継し、リモートによる参加もしていただきました。

 

 

 本年度の第11回JWEF奨励賞は、東京大学大学院理学系研究科准教授の藤井通子氏が受賞されました。奨励賞授賞式では原運営委員長から受賞者の発表と共に受賞理由についての報告がありました。受賞理由として「天文学の分野で多くの実績を生み出し、高い評価があること」「理系女性研究員が活躍しやすい環境づくりへの配慮」「理系女子学生への支援」「理系女性大学教員としてのロールモデル」以上があげられました。

 続いて経済産業省から経済産業政策局経済社会政策室長の積田北辰室長にご登壇いただき、経済産業省ご後援のメッセージを頂戴いただき、昨年度受賞者の永野友子さんよりお祝いのメッセージを頂戴いただきました。


 次に、今年度受賞された藤井通子さんによる、タイトル「私を突き動かもの」をご講演いただきました。銀河への強い関心から天文学を志され、銀河や星団の力学的研究としての大規模シミュレーション研究により、ゴールドベル賞にノミネートされたグループ参加により大きくスキルアップされたこと、オランダへ留学され日本の大学の女子学生への教育の違いなどの体験から、日本における高学歴女子学生や女性教員の能力が充分発揮できていない現状の社会背景を踏まえ、所属大学から学内外に向け様々なアプローチを力強くされていらっしゃるお話をご講演いただきました。

 

 

 そして基調講演として、環境省大臣官房環境計画課計画官の中島恵理さんに、タイトル「女性の力を活かした持続可能な未来づくり」をご講演いただきました。国連で推進されているSDGsの視点から、また地球規模での環境変化の視点から地域循環共生圏の必要性について、詳細な図表を示していただきながらご説明いただきました。また中島さんご自身が正に地域循環共生圏を、長野県富士見町でのご家族との暮らしと都内での環境省でのお仕事との二地域間で実践されていらっしゃる、説得力ある魅力あるお話をご紹介いただきました。

 会場へお越しいただいた皆様、またライブ中継でご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。

イベントの元記事

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