【報告】第1回メンタートレーニングを実施しました #JWEF

点線

今年度(2013年度)発足したメンター部会主催「第1回メンタートレーニング」を下記の要領で開催しましたので報告します。

概要

日時:2013年8月3日(土)14:00-16:00
場所:アカデミー向丘
主催:JWEFメンター部会
講師:脇本 靖子さん

第1回メンタートレーニングに参加して

葛西陽子

予想を上回る猛暑の中、20名のJWEF会員がアカデミー向ヶ丘に集まりメンタートレーニングが開催されました。講師担当の脇本靖子さんの素晴らしいファシリテーションと練られた教材のおかげであっという間に2時間が経過した充実した研修会となりました。

参加者は5名ずつのグループに分かれ、メンターの役割について理解を深められるようにワークシート記入・意見交換・グループ間発表・講師による総括というステップの繰り返しで研修が進行しました。メンターとは特殊な能力や資格が必要なのではなく、慎ましく謙虚である、率先して問題解決にあたる、他人の成功を喜ぶ、秘密を守るなどの基本的な素養があればよいという取りまとめにより、メンタリングに対する心理的ハードルが低くなりました。

次にメンティーの相談例(進路に悩む大学生編、入社3年目女性編)があげられ、メンターとしてどのように関わるか、という課題でグループ討議を行いました。参加者に学生指導や若手支援にあたられる立場の方が多かったようで、「あるある、こういう相談」という声が会場のあちらこちらからあがりました。この課題に限らず参加者の皆さんが意欲的に意見交換されている様子をみて、JWEF会員が普段から問題意識を持ちながら日常を過ごされていることがうかがえました。

まとめとして脇本さんが最近の若者の思考・価値観の特性とメンタリング上の留意点を話されました。メンティーに対しいろいろな体験をさせる、地域や社会に数々のネットワークがあることを気づかせる、小さな成功で達成感を体得させるなど参考になるアドバイスが紹介されました。

最後は参加者の皆さんがそれぞれ感想を述べられてクロージングとなりました。自分の経験や意見を押し付けそうで気をつけたい、という意見がある一方で私はすでにメンター役をしていたかもしれないなどさまざまな感想が出されました。私自身もある場面ではメンターに、別の場面ではメンティーにと立場を入れ替えることが出来るという気づきがあり研修に参加してよかったと思いました。

今回の会場は和室ということで開始前から参加者同士リラックスした雰囲気で交流が出来たことも研修成功の鍵となったと思います。講師の脇本さん、ありがとうございました。

 
山口部会長の挨拶でトレーニング開始 脇本講師の分かりやすい説明


白板に書かれたまとめ:メンタリングの留意点、
JWEFのメンターとは など

終了後は会場近で懇親会を1時間ほど実施し、半分以上のメンバーが参加。なんともにぎやかな会合になりました。

メンター部会では、今回学んだメンタリングの知識を活かせる機会を作っていきたいと思います。

▶ 「2013年活動実績」ページに戻る

Copyright © Japan Women Engineers Forum. All rights reserved.